未成年が隠し持って使用しニコチン中毒や肺疾患などの症状を訴えたり、違法麻薬の吸引に使用されていたとして、アメリカでは電子タバコの販売が規制され始めています。
若い世代の間に急速に浸透し今や電子タバコのシェア率7割以上とも言われているJUULの規制は、日本のユーザーにどれほどの影響を与えるのでしょうか。
アメリカで行われているJUULへの規制内容と日本への影響についてまとめます。
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アメリカのJUUL規制内容
アメリカのトランプ大統領は、フレーバーや香りのついている電子タバコをほぼ全て規制され始めています。
電子タバコを使用した身体への健康被害を減少させる為の施策として行われているもので、主に下記のような規制となっています。
味・香り付きVAPEの販売禁止
アメリカ国内外問わず影響が大きそうな規制が、香りや味付きの電子タバコの販売を停止・撤廃するという動きです。
非タバコ味のフレーバーはほとんどが規制されはじめており、Beyond Vape NicをはじめJUULの個人輸入に対しても影響が出始めています。
非タバコフレーバーというのは、フルーツ系のフレーバーやスイーツ、ジュース系のフレーバーが中心で、主に未成年の喫煙を助長させるような若者向けのフレーバーが対象になっています。
JUUL Labsが風味付きのフレーバーの販売中止を発表
最初に規制の対象になったJUULのマンゴーフレーバー、キューカンバ―フレーバー、クレームブリュレフレーバー、フルーツメドレーフレーバーの4つに加えて、新しくミントフレーバーが販売中止の対象となりました。
過去には純正フレーバーも多く取り扱っておりましたが、多くの指摘の後で上記の風味付きのフレーバーPODは公式サイト限定で取り扱われていましたが、今回の規制の報道等を受けて、アメリカ国内での風味付きフレーバーPODは完全に販売中止となります。
実店舗とオンライン販売
JUULが実店舗で販売されているアメリカでは、フレーバーカートリッジの一部販売を禁止しています。
また、オンライン販売のJUULは年齢確認のプロセスを必ず取り入れて強化することが規制・施策の対象になっています。
今回の規制の背景にあるもの
今回のJUULなどの規制の背景にあるものは「未成年の使用」と「肺疾患などによる死亡者が急増していた」事案が数ヶ月で複数報告されたことです。
2018年ごろから、アメリカ国内では未成年のJUULの使用が問題となってました。ニコチンを含んでいる製品であるにもかかわらず、未成年が吸ってしまうことによってニコチンが身体に影響を及ぼし社会生活に支障をきたす問題となっています。
JUULの未成年の使用
JUULを未成年が使用していたことにより、ここ2年ほどで未成年の喫煙率が莫大に上がってしまった背景があります。
PODタイプの手軽さや、フルーツやスイーツなどのフレーバーを謳った名前が未成年の興味をそそり、今年の未成年の喫煙率が75%にまで跳ね上がったことが大きな背景です。
今回のJUULの規制内容も、フルーツやスイーツなどのフレーバーが中心となっているのはその為で、新しくミントのフレーバーが規制となったのは「若年層に人気があるミントフレーバーは販売を停止するべき」というJUUL側の判断。
JUULのユーザーから若年層を排除するという目的の為です。
電子タバコを使用した死亡事故
連日報道されている電子タバコの使用による死亡事故に関しては、どのVAPEを利用した事故なのか具体的なデバイスの特定は出来ていません。
成分に関しては、THCと呼ばれる違法な麻薬成分やビタミンEアセテートと呼ばれる成分が原因ではないかという見解も出ていますが、完全な特定には至っておりません。
しかし、JUULやフレーバーカートリッジなどは未成年の使用が多いことから「若年層をこのような事故に巻き込むべきではない」と訴え、JUULを中心とした電子タバコに規制がかけられました。
JUUL規制は日本にどれだけ影響があるのか
これだけの規制が始まると、日本での取り扱いはどのように影響があるのでしょうか。
日本にも個人輸入でユーザーが多いJUUL。今後考えられる取り扱いについてお伝えします。
規制されたフレーバーは値段が変わる
今回の規制を受けて、現状出回っているJUULのミントフレーバーの価格は高騰しております。また、従来のように仕入れが実質不可となり、Beyond Vape Nicでも価格改定を余儀なくされました。
現状、JUUL正規PODのバージニアタバコ・クラシックタバコ・メンソールのフレーバーは価格変更の予定はございません。
これに伴い、JUULで使用できる互換フレーバーカートリッジの入荷を予定しております。
今後の規制はアメリカの出方次第
今後は規制がかかってしまったフレーバーカートリッジに関しては値段が今まで以上に高騰したり、従来のような仕入れや販売が出来なくなってしまうことが懸念されます。
FDAなどの調査についての正式な見解や、JUULをはじめとした電子タバコに対する規制も大きく変わるかと思われます。
アメリカのJUUL規制における日本の影響まとめ
THCやビタミンEアセテートなどの成分による死亡事故と見解が出始めていますが、シェア率が高く若年層に支持もされているJUULは今回規制の対象になってしまいました。
しかし、現状JUULの本体やフレーバーカートリッジに関して、販売を完全に停止するというような内容ではなかったため、今後はJUULを安全に利用できるような施策を待つばかりとなりました。
JUULをはじめとした電子タバコの風当たりが強くなってしまいましたが、諸々の事故などの原因が解明されれば、今までのようにJUULを楽しめるようになるのではないかと思われます。