紙タバコからアイコスに移行した方、もしくは移行を検討中の方が気になるところはやはり、吸いごたえの物足りなさではないでしょうか?
加熱式タバコの中でも、アイコスは比較的タバコ感があると言われているデバイスですが、慣れるまではその吸い心地に満足できず、結局紙タバコと併用することになってしまう人も少なくありません。
アイコスは、初期費用も他のデバイスに比べて安くないので、失敗した…と後悔しないためにもしっかりと満足感について把握したいですよね。
今回は、アイコスが物足りないと感じる時の対処法や、おすすめのデバイスについても詳しくご紹介していきたいと思います。
アイコスは物足りない?
紙タバコの吸い心地に最も近いと言われているアイコスに移行してみて「物足りない…」と感じた方の、物足りなさの原因は大きく2つあります。
1つ目は、紙タバコの吸い心地と比較していることです。
紙タバコに最も近い吸い心地と言われてはいますが、加熱式タバコはニコチンは含まれているものの火で燃焼させて煙を発生させているわけではないので、吸い心地にも当然差があります。
タールがほとんど含まれない加熱式タバコでは、キック(吸い込んだ際の喉への刺激)やドロー(吸い込むときの重さ)が弱くなるため、物足りなく感じていしまいます。
2つ目は、使い方やメンテナンスが不十分なことです。
十分な吸い心地を感じられる吸い方ができていなかったり、メンテナンスを怠っていると、物足りなさを感じる頻度が高くなってしまいます。
また、ヒートスティックの当たりはずれが酷い、吸いムラができるという声も散見されます。
これらは、適切に使用・対処することで物足りなさを改善できる可能性があるんです。
アイコスが物足りないと感じた時の対処法は?
物足りなさを感じてアイコスは合わない!と諦めてしまう前に、試したい対処法7つを順にご紹介していきます。
①ヒートスティックに息を吹き込む
アイコス本体に差し込むヒートスティックの吸い込み口とは反対側、タバコ葉側から数回息を吹き込みます。
加熱式タバコはタバコ葉を高温で蒸らすことで、水蒸気を発生させています。そのため、タバコ葉の部分が乾燥していると、十分に蒸らすことができません。
息を吹き込んであげることで、息に含まれる水分がタバコ葉を湿らせ、吸い心地を安定させることができます。
②ヒートスティックを四角くする
ヒートスティックを指で四角くつぶして形作ります。
こうすることで、密度が増してムラなく加熱できるため、吸い心地が良くなります。また、四角く形成することで揃ったタバコ葉の向きに合わせてブレードを刺すことで、固くて刺しにくい!といった悩みも改善されます。
③ヒートスティックを押し込む
ヒートスティックを差し込んで加熱が完了してから、もう一段階深く押し込みます。
コツは、加熱完了した後に押し込むことです。加熱が完了してない状態だと、タバコ葉が温まって柔らかくなっておらず、深く押し込むことができません。
深く押し込むことでドローが重くなり、吸いごたえが強くなります。
④加熱完了後、少し待ってから吸う
加熱完了サインが出てから、数秒おいてから吸います。
タバコ葉を十分に蒸らす時間を作ってあげることで、味や煙の出が良くなります。
⑤フィルターを取る
体への害が強まるのであまりおすすめはできませんが、これもタバコ感を強める1つの方法です。
吸い込み口上部5mmほどがフィルターになっているので、そこをつまんで折るとフィルターを取ることができます。あとはそのままいつも通り吸うだけです。
ただし、フィルターを介さず吸うので、当然有害物質を直に取り込むことになり、煙の温度も上がって喉や肺への刺激も強くなるので注意する必要があります。
⑦マウスピースを使う
アイコスに対応しているマウスピースをヒートスティックに取り付けるだけです。
1000円前後で購入できる金属製のマウスピースを装着し吸入口を狭めることで、ドローが重くなり、吸いごたえを強められる可能性があります。
⑥こまめに掃除する
ヒートスティック差し込み部分は汚れやカスが溜まりやすいので、こまめに掃除する必要があります。
吸いムラが酷くなったり、味がしない、吸い心地が悪いと感じる原因に多いのが、掃除やメンテナンスの不足です。
アイコスは特にこまめな掃除が必要なデバイスで、怠ってしまうと上記のようなトラブルだけでなく故障にも繋がりやすくなってしまいます。
掃除やメンテナンス不要で十分な吸い心地のデバイスを求めるなら、電子タバコがおすすめです。
アイコスを吸った時に感じるスカスカ感は、タバコ葉の密度が低いことやヒートスティックをしっかり刺し込めていないことが原因です。
物足りなさに悩んでいる方は、まずはこれら7つの対処法を試してみてください。
アイコスでおすすめのデバイスは?
アイコスの物足りなさの対処法を試しても、まだ満足いく吸い心地を得られなければ、機種やフレーバーをよりタバコ感の感じられるものに変えてみるという案もあります。
アイコスの機種の比較をしながら、おすすめのデバイスやフレーバーをご紹介します。
おすすめのデバイス
アイコスは現在3種類のモデルを展開しています。
それぞれの特徴を挙げながら、まずはその3種類を比較していきたいと思います。
アイコス3 DUO | アイコス3 MULTI | アイコス2.4 PLUS | |
---|---|---|---|
価格 | 9,980円 | 6,980円 | 4,980円 |
連続使用 | 2回 | 10回 | 不可 |
充電時間(本体) | 120分 | 75分 | 120分 |
充電時間(ホルダー) | 1分50秒 | 本体付属 | 4分10秒 |
加熱温度 | 300~350℃ | 300~350℃ | 300~350℃ |
全機種、加熱温度は同じですが、連続使用回数・本数や充電時間が異なるので、個人の使用頻度や使い勝手、価格を考慮して選ぶと良いでしょう。
吸い心地やパワーに差は無いようです。
おすすめのフレーバー
現在、アイコスヒートスティックは22種類販売されています。
その中でも、よりタバコ感の感じられるおすすめのフレーバーを5つご紹介します。
〈マールボロ・レギュラー〉
タバコ風味の強い王道テイストのフレーバーです。
タバコの風味がしっかりとあるので、より紙タバコに近い満足感で楽しめます。
〈マールボロ・リッチ・レギュラー〉
最近発売されたばかりの新しいフレーバーです。
“最高のコク”というキャッチフレーズの通り、先ほどのレギュラーよりも濃いタバコの風味とキック感があります。
〈マールボロ・ブラックメンソール〉
こちらは、アイコス史上最強のメンソールと言われるようにメンソール感が非常に強いフレーバーです。
吸いごたえと満足感を十分に得ることができます。
〈ヒーツ・ディープブロンズ〉
ヒーツから販売されているディープブロンズは、重めのタバコ風味と強いコクで人気です。
タバコ葉の味を楽しみたいという人におすすめです。
〈ヒーツ・フレッシュエメラルド〉
ヒーツの中で最もメンソールを感じられるフレーバーです。
メンソールにより、レギュラータバコよりも刺激の強い吸いごたえを感じられます。
満足度の高い電子タバコ『JUUL』
紙タバコ同様の吸い心地を加熱式タバコで実現するのは、なかなか難しいようですが、健康を意識しつつ満足のいくタバコで喫煙を楽しみたいのであれば、加熱式タバコ以外に電子タバコという選択肢もあります。
電子タバコは、煙量の多く吸いごたえが弱いものと思われてしまいがちですが、実はアイコスにはないメリットと十分な吸い心地を兼ね揃えているんです。
アイコスは加熱式タバコの中でも最も紙タバコに近いデバイスと言われていますが、
・初期・ランニングコストがかかる
・本体とホルダーをセットで持ち歩く必要がある
・サイズが紙タバコよりも大きくかさばる
・故障が多い
等のデメリットも多くあります。
電子タバコ『JUUL』は、吸い終えるたびにPODを交換するだけで、マウスピース・リキッド・コイルを同時に交換できるので、掃除やメンテナンスも不要です。
また、初期・ランニングコストも安く、サイズも紙タバコの3分の1以下、充電1時間で1~2日使用できるなど、アイコスのようなデメリットがありません。
さらに、ニコチン入りで水蒸気が重たいので吸いごたえも十分にあります。
アイコスが物足りない人におすすめの対処法まとめ
アイコスに物足りなさを感じたら、ご紹介した対象法を試されてみてはいかがでしょうか?
吸い心地以外にアイコスにはデメリット部分も多いのが正直なところです。
より快適に満足感のあるタバコをお考えなら、電子タバコを試してみるのも一つの手段です。
アイコスの吸いごたえに物足りなさを感じている方や、アイコスへの移行を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。