日本では若者を中心にシーシャの人気が急増しています。
バーやカフェに設置されているケースも多く、「タバコは吸ったことないけどシーシャは吸う」という方も増えてきています。
ただ、シーシャには基本的にニコチン入りのタバコの葉が使用されているため、一定の健康被害が懸念されます。
本記事では、シーシャのニコチンや有害物質、健康被害について解説していきます。
シーシャの有害物質や健康被害を避けたい方向けに「持ち運びシーシャ」についても解説していますので、ぜひ最後までお読みください。
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シーシャはニコチンなし？あり？
シーシャはさまざまなフレーバーを楽しめる、雰囲気がおしゃれなどの理由で喫煙者・非喫煙者の両者から高い人気を得ています。
しかし、シーシャは別名水タバコとも呼ばれており、シーシャに含まれている有害物質や健康被害を気にしている方も多いのではないでしょうか。
本章では、シーシャのニコチンの有無について解説していきます。
一般的なシーシャはニコチン”あり”
シーシャは、紙タバコと同様にタバコの葉を燃やして発生する煙を吸引する喫煙具です。
タバコの葉を使用しているため、ニコチンやタール、一酸化炭素など健康被害をもたらす原因となる有害物質が含まれます。
シーシャにはさまざまなフレーバーがあり、ニコチン・タールなしの電子タバコ（VAPE）と同様の感覚で喫煙を楽しめますが、健康被害があることを十分に理解しておく必要があります。
ニコチン”なし”のシーシャも存在する
通常ニコチンの入っているシーシャですが、実は、ニコチンなしのシーシャも存在します。
ニコチンなしのシーシャは、タバコの葉の代わりに茶葉やフルーツを使用しており、ニコチンありのシーシャに近い味わいを再現しています。
ただし、ニコチンなしのシーシャでも、タールや一酸化炭素などの有害物質は発生するため注意が必要です。
タールや一酸化炭素は、シーシャの原料となる茶葉やフルーツを炭で加熱する際に発生するため、シーシャを喫煙するうえでは避けられません。
ニコチンなしのシーシャだからといって吸い過ぎてしまうと、タールや一酸化炭素の影響で頭痛やめまい、吐き気などの健康被害を引き起こしてしまう可能性があります。
ニコチンなしのシーシャは未成年でも喫煙できる？
結論から言うと、ニコチンなしのシーシャであっても、タバコと同様に未成年の喫煙は禁止されています。
ニコチンなしのシーシャは、タバコの葉の代わりに茶葉やフルーツを使用しますが、それらも法律上「製造たばこ代用品」と定義づけられているため、未成年の方はシーシャを吸うことはできません。
また、シーシャが設置されているバーやカフェは改正健康増進法において「喫煙目的施設」に認定されているため、未成年の方はシーシャが設置されている店舗に入店することもできません。
シーシャは満20歳になってから楽しむようにしてください。
シーシャに含まれる有害物質と健康被害
シーシャには主にニコチン・タール・一酸化炭素の3つの有害物質が含まれています。
ニコチンなしのシーシャであっても、喫煙するには必ず炭で加熱しなければいけないため、一酸化炭素・タールの発生は避けられません。
本章では、シーシャに含まれる有害物質とそれらが与える健康被害について解説していきます。
ニコチン
シーシャに含まれるニコチンは、脳の快楽中枢を刺激する作用があります。
「タバコを吸うと落ち着く」という感覚は、ニコチンが脳に作用していることを意味します。
ただし、非常に健康被害の大きい有害物質で、依存性が高いことで有名です。
また、厚生労働省が2021年に公表した調査によると、ニコチンを含むタバコの喫煙者と非喫煙者では、肺がん死亡リスクが15倍も異なることが分かっています。
その他にも、ニコチンは心臓病や脳卒中、血圧上昇など、さまざまな健康被害をもたらすといわれています。
タール
タールは、多くの発がん性物質を含んでいます。
一度のシーシャで多量のタールを吸い込んでしまうわけではありませんが、タールは血流に乗って全身に運ばれるため、シーシャを吸うたびに蓄積してしまいます。
タールには、芳香族アミン類、ベンゾピレンなど約70種類の発がん性物質が含まれているため、肺がんをはじめとする深刻な健康被害をもたらす可能性が高いです。
また、タールは着色性が高く、歯の黄ばみの原因にもなります。
一酸化炭素
一酸化炭素は炭の燃焼によって生じる、非常に毒性の強い物質です。
一酸化炭素が体内に入ると、血液内で酸素を運ぶ役割を持つヘモグロビンと結合し、酸素の巡りの妨げになります。
体内に酸素が回らなくなり、頭痛やめまいなどの健康被害を引き起こすおそれがあります。
また、一酸化炭素の濃度が高くなると慢性的な酸欠になり、心肺機能や運動機能の低下に陥ってしまいます。
シーシャを喫煙する際は、できる限り一酸化炭素を体内に取り込まないようにするために、一時的に店外へ出るなど休息しながら楽しむことがポイントです。
健康被害を避けたいならニコチンなしの電子タバコ（VAPE）がおすすめ
シーシャには数多くの有害物質が含まれており、深刻な健康被害の原因となってしまう可能性もあります。
「シーシャは好きだけど健康被害が不安」という方は、有害物質が比較的少ない電子タバコ（VAPE）がおすすめです。
電子タバコ（VAPE）はニコチンが含まれていないうえ、タール・一酸化炭素の発生もないため、健康被害を最小限に抑えられます。
本章では、健康被害を避けたい方向けの電子タバコ（VAPE）について解説していきます。
シーシャよりも健康への被害が少ない
電子タバコ（VAPE）の特徴として、シーシャよりも健康への被害が少ない点が挙げられます。
シーシャにはタバコの葉に含まれるニコチンに加え、 有害物質であるタールや一酸化炭素などが含まれています。
これらの有害物質によりがんや循環器疾患、歯周病など、深刻な健康被害を受けてしまう可能性が高いです。
一方、電子タバコ（VAPE）にはニコチンが含まれていないうえ、タール・一酸化炭素も発生しません。
これは、タバコの葉や代用品ではなく、リキッドと呼ばれる液体を電気熱で加熱するためです。
電子タバコ（VAPE）はシーシャよりも含まれる有害物質が少ないため、健康被害を最小限に抑えることができます。
持ち運びできる
電子タバコは加熱式タバコのように小さいため、簡単に持ち運びできます。
シーシャの機器は持ち運び可能なサイズではなく、カフェやバー、自宅に設置して使用することが一般的です。
紙タバコや加熱式タバコのように外出時に持ち運びすることは難しく、決まった場所でしか喫煙できないデメリットがあります。
一方、電子タバコは加熱式タバコのスティックタイプと同様のサイズ感であるため、外出時でも喫煙可能です。
自分のタイミングで喫煙を楽しみたい方は、電子タバコを使用するとよいでしょう。
フレーバーの種類が豊富
電子タバコはフレーバーの種類が豊富で、シーシャのクオリティにも劣りません。
電子タバコのフレーバーの種類は1万種類以上と言われており、その日の気分に応じて味を変更できます。
また、シーシャをお店で楽しむ場合は、一度の会計で平均2,500円ほどかかるため、一度に複数のフレーバーを味わうには多額の費用がかかってしまいます。
一方、電子タバコならタバコ1箱に値する喫煙を、200円〜という低コストで楽しめるため、気軽に複数のフレーバーを味わえます。
電子タバコはシーシャよりも低コストで楽しめるため、費用面を重視している方にもおすすめです。
シーシャはニコチンなし？あり？｜まとめ
今回は、シーシャのニコチンの有無についてご紹介しました。
一般的に流通しているシーシャにはニコチンが入っており、紙巻きタバコや加熱式タバコと同様の有害物質が含まれています。
頻繁に喫煙するとがんや循環器疾患など、深刻な健康被害を受ける可能性があるため、吸い過ぎには注意が必要です。
シーシャを喫煙することによる健康被害が不安という方は「電子タバコ」がおすすめです。
電子タバコはリキッド（液体）を加熱する機器であるため、タールや一酸化炭素などの有害物質が発生しません。
また、好みの吸いごたえに応じて、ニコチンなし製品もニコチン入りの製品も購入できます。
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